ベルトルッチの新作『ドリーマーズ』

前作の『シャンドライの恋』には心揺さぶられた。しかし友ふたりは何も感じないと言った。
自己犠牲という愛し方に共感できるかできないかで賛否両論に分かれたのではと分析。
(わたくしは昔からヘッセの『デミアン』や三浦綾子の『塩狩峠』が好きでしたし)
今回は五月革命の頃のパリの若者三人の危うい関係を描いた作品。残念ながら感情移入できず。
劇場には50代60代の男性がたくさん来ていた。
学生紛争やヌーベルバーグの時代の息吹きを肌で感じてた世代はこの映画に共感したのだろうか。
ただ、三人の若者はいずれも美しく魅力的だった。
特に紅一点のエヴァ・グリーンクリムトの絵から抜けだしたような白い肌に赤い頬の美少女であった。
dori