『エターナル・サンシャイン』

待ってましたよ、ミシェル・ゴンドリー×チャーリー・カウフマンの映画。映像もストーリーも斬新なのは見る前からわかってたが、主役の二人、内気な男役のジム・キャリーとエキセントリックな女役のケイト・ウィンスレットが活き活きと輝いてた。特に今まで見たことのない押さえたナイーブな演技を見せてくれたジム・キャリーにホレボレ。なんとイイ男か。
主人公の脳に刻み込まれた恋人の記憶を消してゆくシーンなど『マルコヴィッチの穴』に通ずる奇想天外な面白さもありの恋人たちの深層心理もきっちり描いた素晴らしい恋愛映画。今年ナンバーワンの可能性も大。
経験からすれば頭から足先まで体ぜんぶで恋に堕ちるもの。細胞の中のDNAが異性を求めるのだ(左脳や視覚だけで選んだ相手とうまくいっている人を私は知らない)。愛している相手の記憶を失ったとしても、その人とまた出会えば同じように求めてしまうに違いない。