『真夜中の弥次さん喜多さん』


よくぞここまで振り切ったと感心させられた。かっとびまくった原作のイメージのまま映像化していた。ハチャメチャな世界を出演者とスタッフに伝えてそれを映像にして観客を笑わせるということの難しさ。そんな高いハードルを越えたクドカンは凄い。クドカンの世界を一番面白く描けるのはクドカン自身だった。長瀬も素晴らしかったが、中村七之助がはじけまくっており、あの狐顔もまたヤク中の喜多さんにピッタリで、もう事件起こそうが何起こそうが許すよって気持ちになった。後は松尾スズキ古田新太のシーン、かなり笑いました。