トモダチ

パリの友へ好物のかりんとうなどの和菓子と本を時々送る。和菓子と日本の小説に飢えている友達は着くやいなやお菓子を食べ本を読み終わってしまうらしい。パリ、高知、なかなか行けない場所にいる気が置けない友達。学生の頃とことんつきあった友達は宝物だ。
一方、30過ぎてから知り合う人々と距離を縮めてゆくのはなかなか難しい。家庭、育児、仕事と色々背負っている上に気力や体力が低下し友達のための時間は後回しになってしまう。こちらが「会いたい」と思ったとしても相手は忙しくないだろうかとあれこれ「気」を置きまくってしまう。メールで手軽に近況報告をすませられるせいで会う機会が減っていくということもあるだろう。その上、断酒2年目の私は「美味しい酒を飲み友と語らいたい」とう欲求が人と会う原動力になっていたことを痛感している。
知り合い→→友達→→→→→→→→気が置けない友達
気が置けない関係への道のりは遠い。