ごはん日記

midori-ramao2006-04-01

快晴のエイプリルフール。我々の入籍を祝い、両家で食事会を開いた。場所はこちらの店。12時オープンで12時から予約のため、前日電話で「15分早めに行ってもいいですか?」と了解を得たのだが、前日電話に出た人と昼間のスタッフのやりとりができてなかった為、準備中の店に入れてもらえなかった。斜め前のスタバで待っていたら、家族の面々が次々と店に入っていこうとするので「おにぃちゃーん」などと大声で呼び寄せて、スタバはウェイティング・ルームと化した。
ハートランドで乾杯した後、三つの前菜小皿、イベリコ豚の生ハムの盛り合わせ、地中海風サラダ、甘海老のガーリック焼き、手長海老のグリル、うさぎのぶどう煮、パエリヤ、クリームチーズのアイスクリームの順で料理が出てきた。パエリアを含め海老を使った料理が連続で出てきたのは構成ミスだと思った。前に来店した時は、鰯や蛸やミンチ料理が美味しかったのになあ。事前にコース内容を確認しなかった私たちも悪いんだけど。まあ、皆は美味しいと言って食べてくれてたのでヨシとする。
            
テーブルに綺麗な蘭のアレンジメントが二つ飾ってあったので、「やけに気が利くなあ・・・」と思っていたら、義妹に店の住所を聞いた友人Tが、他の友人に声をかけて店に送ってくれたものだった。蘭だけではなく白いバラのブーケまで用意されていて、上はかろうじて正装してたが下はジーンズという二人はブーケを前に記念写真を撮ることとなった。兄のデジカメをのぞいたら、口紅が取れテカった顔でガハハハと笑う自分が写っていた。「これからは化粧直しぐらいちゃんとしよう」と大反省の38歳。美しいバラや蘭を眺め友情に感謝しながら、T子にはもっとたくさんの花を贈ろうと思った。
手土産に用意したオーボンヴュータンのガトー・ピレネー新宿高野の桜ジャムを各位に配り、店の前で夕方の飛行機に乗る父をタクシーに乗せて見送りお開きとなった。
身内だけの食事会にも関わらず、けっこう疲れた二人だったが、千鳥ヶ淵の桜を見たことがないという東京っ子の連れのために有楽町線に乗って市ヶ谷へ。市ヶ谷から法政大学までの土手の桜を見ながら九段下へ向かう。人で溢れた靖国神社でお参りしてる時、後ろが騒がしいので振り向くと、兵隊の格好をした男性が二人、偽鉄砲を手に参拝しているのを人々が取り囲んでいた。

千鳥ヶ淵の前にはお堀沿いの道を歩くために200メートルぐらいの長蛇の列ができていたので、公衆トイレの横脇からピンク色に覆われたお堀を眺め、神保町に向かった。そして学生の時よく通った喫茶店さぼうるで一服してから帰路についた。