ごはん日記∧料理日記

midori-ramao2006-05-17

大根と豚バラのマヨネーズ炒め、キノコと玉葱のホイル焼き、南瓜の胡麻和え、トロッコ風サラダ
まだ時差ボケがなおらない。朝方にならないと眠りにつけない。今夜こそは早めにベッドに入ろうと思ってたら、携帯が鳴る。友達からだった。
彼とはもう三年会ってない。自殺すると宣言された件から、「会いたいと自然に思えるようになるまで会わない」と決めたのだ。
家庭においても仕事においてもすべての人にいい顔をせずにはいられない彼は定期的に激しく落ち込む。そんなメビウスの輪から抜け出せない友人をみているのがいたたまれなくなっていた。もしかしたらこのままずっと死ぬまで会いたいと思わないのではないかと思ったりした。携帯には出なかった。するとすぐにメールが届いた。「最後のお願いです。どうか連絡下さい」と。やれやれ・・・と思いながら電話をかけた。電話に出た彼は「ありがとう」と言いながら泣いた。
仕事のことで大きなトラブルに巻き込まれ、めちゃくちゃな生活を送っていたら体調が悪くなり、病院に行ったら、 血の中の総コレステロール値が標準の10倍も高く「今日、明日死んでもおかしくないですね」と言われたらしい。「体はこんな状態だけど、俺は変わったよ。無理だ、できないと言えるようになったし、人に裸の自分をさらけ出せるようになった」と彼は言った。それは良かったね・・・と応えながらも「本当にメビウスの輪から抜け出せたのだろうか」と彼が変わったことを信じられないでいた。「一昨年は青山で去年品川で見かけたよ」と言われた。詳しい場所を聞いたら、確かにそれは私のようだ。お互いの近況を話した後、「明日も早いからもう寝るよ」と電話を切った。次に会う約束はしなかった。会いたいとはまだ思えなかった。
ベッドに入ったのは午前三時。数時間前に先に寝室に行った連れが目を覚まし「随分長い電話だったね」と言った。それから明るくなるまで眠れなかった。未だ時差ボケは続いている。