いつか読書する日★★★★☆
田中裕子の演技も期待以上だったが、岸部一徳が素晴らしかった。長年抑えてきた感情を解き放つ時の表情が圧巻。登場人物たちの健気さ、一途さに心を打たれた。田中裕子には『まぼろし』のシャーロット・ランプリングや『ピアニスト』のイザベル・ユペールのような奥の深い熟年女性役をぜひ演じてほしい。