ごはん日記

midori-ramao2008-09-12

酔いどれ女がこの街を離れ、東京の東のはずれに嫁いでゆくことになった。
長年この街で夜な夜な泥酔し、たくさんのレジェンドを作ってきた彼女。三年つきあった男性と別れてからのこの何年間か、西は大阪の人、東は仙台の人と数え切れないほどの恋を繰り返してきた。端からみればずっとジェットコースターにのってるようなアップダウンの激しい日々だったが、ようやく安住の地をみつけたらしい。
今夜は、酔いどれ女のこの街からの卒業式と称した送別会@無国籍料理屋。心配性でかなりの束縛をしてくるらしい夫から、「飲み過ぎるな」と散々言われたようで、チェイサーとワインを交互に飲み、酔いもほどほどで楽しそうに参加者達としゃべっていた。最後に私が直前に画用紙にマジックで書いた卒業証書を渡し、一次会はお開きとなった。二次会のカラオケで、迎えに来た夫といちゃいちゃしながら歌った後、二人仲良く帰っていった。
今後は先妻の残した中学一年生の娘も姑もいる家で専業主婦として頑張っていくとの事。回りの予想を裏切り、落ちつくのか、それとも新たな伝説を作ってゆくのか。どちらにしろ酔いどれ女の人生に幸あれ、という感じで。