ベンジャミン・バトン 数奇な人生★★★★☆
老いて生まれたベンジャミンが年をとるごとに若返ってゆく物語。老いている幼年期、青年期の方が幸せそうで若返ってゆくほど、その瞳の哀しみは深くなってゆく。18歳ぐらいの青年姿で現れたブラピは『リバー・ランズ・スルー・イット』の頃のような神々しい美しさだった(CG処理の賜物だろうが)。ケイト・ブランシェットの60〜70歳ぐらいの姿がキャサリン・ヘプバーンにそっくりだったのは意図的か。
ブラット・ピットが真骨頂を発揮。彼の俳優人生において金字塔となるのではないか。