フジロック一日目

midori-ramao2009-07-24

三年ぶりのフジロック。数年前は7,8人+シートを共にする御近所軍団数人がいたフジロックの仲間も、今年はT子も海外にいて不参加。御近所軍団も人数が減り他軍団とドッキングして縁遠くなったため、O型三人でまったり過ごすことになったのはいいが・・・問題は天候。Yちゃんの車に乗り込む時点で降雨。三日間の天気予報もよくない。出だしからテンション急降下。
車中、ブリ夫がこの二週間、i-podに地道に取り込んだ出演ミュージシャンの曲を聞きながら気分をあげようとするが苗場に近づくにつれ、強くなってくる雨に気持ちは沈んでゆく。
奇跡的に追加募集でとれた苗場の宿に荷物を置き、田代駐車場に車を停め、シャトルバスに乗る。窓に打ちつけてくる雨を眺めながら、「三日、いや二日間雨続いたら、フジロック卒業したくなるかもなぁ」と思った。
会場に到着し、バス停のテントでゴアテックスと長靴を装着。雨具に身を包まれゲートに向かう参加者たちにいつものような笑顔はない。
12時半にグリーンに到着し、シートを敷き、オアシスへ移動。この雨だからオアシスの入口のハイネケン売り場に並ぶ人はいない。それでもブリ夫は慣例のようにハイネケンをエコボトルに入れてもらいグビッと飲む。
まずはレッドでCAGE THE ELEPHANT。踊りシャウトするボーカルの姿にThe Musicの初回ステージを思い起こす。
ホワイトに上り、MAJOR LAZARを見て、さらにオレンジに上がり、Rafven。このあたりで雨が止み、ひと安心。Lily Allenを観に降りるYちゃんと別れ、ホワイトに向かう途中でトイレに入ったら、『優しい気持ち』が聞こえてきたので、慌てて下る。CharaのLIVEは初めてだったが、あまりにも声が出てないのを聴いてるのが辛くなって、二曲ぐらいでヘブンに引き返す。
JEFF LANGの神業のお琴奏法にうなり、フリースを取りにグリーンに戻るすがら、ハナレグミを流し聞き。グリーンでPATTI SMITHのおっさんのような燻し銀声を聞き、PEACHES@REDに後ろ髪をひかれながら、また登る。ホワイトでハナレグミがちょうど『光と影』をやりはじめたところで、それを聞きながら、ボードウォークを歩いてヘブンに戻り、TORTOISE。途中でまた雨が降り始め、心がポキンと折れる。
Clammbonの時は、雑貨屋の軒先を間借りしてなんとか雨をしのぐが、心は折れたまま。郁子ちゃんの「今日はたっぷりやります」という言葉も今夜は悲しい。ごめんなさい、どんな素晴らしい音楽も雨の中では私の心には届きません。下山する前にSYSTEM 7を観にいく。オレンジコートのトリなのに貸し切りのクラブ状態。人は少なくてもステージ上のおじいちゃん&愛人のような雰囲気の若い妻はノリノリで爆音を響かせ、若者たちは雨の中でも足が泥に取られてもぴょんぴょん踊っていた。これはこれでいいものを鑑賞した感じ。
グリーンに帰ったら、oasisのノエルの『Don't Look Back In Anger』で観客が合唱してて、その後『Champagne Supernova』が続いた。あえて2001年のステージを再現してるのだろうか。既視感&既聴感がハンパない感じ。Oasisは私にとっては懐メロなのかも。oasisのステージが終わったら、悪天候のためオールナイトフジの中止が発表された。こんなふうに初日は雨に始めり雨で終わった。
【一日目みたもの】CAGE THE ELEPHANT→MAJOR LAZAR→Rafven→Chara→JEFF LANG→TORTOISEClammbon→SYSTEM 7