フジロック三日目

朝、曇り。時々陽が差す。天気予報では夕方から雨が降るとのこと。できるだけ遅くに降ってくださいと祈りながら会場にデッパツ。
今日も苗場食堂でゆっくり朝食をとった後、JUANA MOLINA＠オレンジ。朝一ハイネケンが効いたのか、JUANA MOLINAのチルアウトゆえか三人とも一曲目の途中で熟睡。
ヘブンに移動し、Dachambo。そしてそのままサニーデイ・サービスのステージを待つ。待ちながら、改めて子連れが多くなってきたことを確認する。しかしフジロックの子連れ夫婦の仲睦まじく若々しいこと。その理由を推察していたら雨が降ってくる。天気予報通りだ。ここまでもったことを良しとしようと諦めてゴアテックスを着たら、サニーデイ・サービスが始まってすぐに止んだ。
久し振りに見るソガベは太ってガマガエルに似てきていた。改めて聞くとサニーデイの曲ってやたら「恋人」って言葉が出てくるのな。再結成したサニーデイの三人は曽我バンよりもぎこちなくてまだまだ関係修復中という印象を受けた。やっぱ解散ライブ見ておきたかったなあ。
ホワイトに降りて、Clap Your Hands Say Yeah。Yちゃんがかなり気に入っていた様子。ヘブンに戻ってROVO。「今年はこれっていうインパクトの強い音との出会いがないまま終わるのかなあ」と思いながら、暮れてゆくヘブンの空を眺める。

そして、連れのイチ押しのANIMAL COLLECTIVE。やっときました「どこかに連れて行ってくれる音」。打ち込み＆二人ボーカルの不思議な掛け合いに気持ちよく浸る。連れも今回唯一の期待以上のLiveと絶賛。
連れはこのままRoyksoppを見ようと提案してくるも、Royksoppの方がいいとわかりながらライブを観たことのないWEEZERを選ぶ。そして降りて聞いたWEEZERで得たものは「奥さん日本人だけに日本語うまくなってんな」という感想だけ。
BASEMENT JAXXまで見ようと思っていたが、三日間の疲れも出てきて眠くなってきたので、一人グリーンを離れ、オアシスでオニギリと味噌汁で夕食をすませ、会場を後にする。帰り道、パレス・オブ・ワンダーの横を通ったら、賑やかな音が聞こえてくるので入ってみる。ASAKUSA JINTAという和テイストのスカバンドが演奏中。音はしっかりした赤犬。三日目の深夜にもかかわらず元気に跳ねている若者たちと一緒にしばし楽しみつつ、「フジロック戻ってきて良かったな」などと思う。
宿に戻って寝ていたら、BASEMENT JAXXとSONNY J@レッドまで楽しんだブリ夫とYちゃんが三時頃戻ってきた。
満足げな二人の会話と心地よい疲れに包まれながら再び眠りについた。
【三日目に見たもの】JUANA MOLINA→Dachambo→サニーデイ・サービス→Clap Your Hands Say Yeah→ROVO→ANIMAL COLLECTIVE→WEEZER→ASAKUSA JINTA（アタシのみ）
（ブリ夫は）→BASEMENT JAXX→SONNY J