ごはん日記

midori-ramao2011-01-26

Oちゃんとその彼氏とブリ夫と4人でこちらの店で、もつ鍋を食べた。去年の冬もOちゃんお勧めのもつ鍋屋に連れていってもらったが、そこと並ぶレベルの美味しさだった。なぜか私の場合、もつ鍋は食べている時より、食べた翌日とか翌週とかにその味を思い出して「美味しかったな」と実感する。
Oちゃんにはブリ夫のブリっ子ぶりを話してあったので、本人にどんどん突っ込んでいた。ブリ夫は「本当のことだからって話していいことと悪いことがあるからね」と私に言ってきた。
Oちゃんの彼氏は弁護士だが、話に聞いていた以上に型にはまっていない突っ込みやすい男性だった。お母さんの話をきいて息子の個性に納得。やはり育った環境で人格は決まるよな。二人の相性はとてもいいように感じたが、Oちゃんが彼と結婚に踏み切るかどうかはわからない。年内にでも一波乱、二波乱はありそうだ。
Oちゃんの彼氏と同じぐらい印象的なことがあった。もつ鍋屋へには4人バラバラで向かったのだが、私が地下鉄の駅を出て、ぐるなびの地図を広げたら、後ろから、30代後半ぐらいの女性が爽やかな笑顔を浮かべて「お手伝いしましょうか?」と声をかけてきた。「下町には親切すぎる人もいるのだな」と素直に地図を見せた。彼女は地図を見ながら「あそこにトヨタのビルがあって・・・」と指差したが、差した先にトヨタの看板はなかった。ここから見えないだけだろうと深く考えず道案内を聞いた。
お礼を言って歩き出したら、もう一度追いかけてきて「その辺りは分かりにくい場所ですが、すぐ側に○○や××(コンビニ名)があるので分からなかったらそこで聞いて下さい」と言い足してきた。そして彼女は最初から最後まで変わらない笑顔を私に送りながら、角のコンビニに入っていった。その爽やか過ぎな笑みが少し気にはなったが、教えてくれた方向へ歩きだした。しかし、教わったルートを行っても、トヨタのビルも目印の神社もコンビニもない。もともと地図もわかりにくいものだったので、店に電話してみたら「全く逆の方向に行ってますよ」と言われた。待ち合わせ時間も過ぎているので慌てて、店の人の指示通りに行ったら無事到着できた。
あの過剰な笑顔の女性は、わざと間違った道を教えたのだろう。それが悪意なのか狂気なのかわからないが、そういうものがすぐ傍に潜んでいるのだなと後で思い出し少し背筋が寒くなった。