ごはん日記

midori-ramao2012-09-04

誕生日にこじつけて久しぶりにフレンチを食べに白金へ。
まるいちベーカリーの近くのお店に到着すると、客は我々だけだった。まずはエールビールで乾杯し、その後、白ワインを瓶で注文した。その頃、隣のテーブルに若いカップルが着席した。
前菜はそれぞれサーモン、鹿肉の前菜、魚は二人とも牡蠣の料理、肉料理は牛肉、うさぎ。デザートを注文したら、私のチョコレートケーキが誕生日のデコレーションをされて運ばれてきた。ブリっ子の粋な計らいだ。
ワインでほろ酔いになり、店を出た。シェフの腕がいいのはわかった。でもコストを抑えるために食材のやりくりや料理方法を苦慮して腕をふるいきれていないと感じた。
景気のいい時代だったら、この腕があれば、駅から遠い立地でも、たくさん客が訪れたであろうと思うとなんだか切なくなった。そして、絶頂期に閉店した浅草橋のあの店を恋しく思った。