友人来訪

東松山市に住む友人が遊びにやってくる。電話で時々話しているが会うのは数年ぶり。まずは蒲田のニーハオで餃子をご馳走する。昔は大食いだった友人の食が細くなっていることに驚く。お昼はいつもパン1個かご飯半膳しか食べないそうだ。嗚呼、あたいも一度でいいから食が細くなってみたい。

昼食をすませた後は我が家へ移動。数年分のつもり積もった話をする。大宮出身の彼女が東松山に嫁いで驚いたのは地元の人間同士で結婚する人が多く、良い意味で言えば横の繋がりが強く、悪い意味だと閉鎖的だとか。結婚生活10年の間にもの静かな夫とのすれ違い、子供を通じての主婦同士のいざこざなど様々なトラブルを経て、彼女は「口にチャックして言いたいことは胸の内に納めておくのが賢明」と悟ったと言う。結婚前の彼女は友人も多く、ややおせっかいな傾向があり友人のために奔走しては心身共に疲れて倒れるの繰り返しをしていたので、無理をせずちょうどバランスがとれるようになったのかもしれないと思った。私も若い頃は「諦めが肝心」なんて言葉は受け入れられなかったが、歳をとった今は諦めることは決してネガティブなことではなく絞り込んでゆくことなのだとわかった。
しゃべり倒した楽しい午後であった。