midori-ramao2006-05-05

カッパドキア (トルコ)
岩に囲まれたギョレメの空は快晴のブルー。2Fのサロンへ行くと。日本人の若い男女が食事していた。朝食を取りながら、隣のテーブルの話に耳を傾けていると、どうやら2人はそれぞれ一人旅同士らしい。男の方は連れと同じくヨーグルトでお腹を下した上に風邪を引いたらしい。男の方はこれからツアーに参加すると出て行ったので残った女性と話をする。Mちゃんという名の彼女は、私達と同じく昨夜カッパドキアに着いたらしく、今日はのんびりとギョレメ周辺をチャリで回って、明日ツアーに参加しようかと思ってるとこれまた我々と同じ考えだった。昨日、カイセリ空港に着き、オーナーが迎えに来てくれて「お腹空いてないかい?」と言われ、2人で食事を取ったらしい。そのオーナーが起きてきて彼女の隣に座るや否や「M〜おはよ〜元気か〜い」などと肩を抱き軽いセクハラをし始めた。そんな彼女を置いて我々はサッサとサロンを離れようとしたが、1つ気になった事。日本人2人のテーブルや白人のテーブルには卵料理がのってたり、プレートにハムがのってたり。我々には何故出してくれなかったのか?料理人の若者の気分次第、好みのような気がする・・・と連れに言ったら「そのぐらいどーでもいいじゃん」と軽くあしらわれた。
銀行でリラに換金してからバイク屋へ行く。マウンテンバイクを8時間借りて2人で20YTL。観光の町の物価は高いのだ。
まずはギョレメ野外博物館へ。入り口で1人10YTL。ことごとくボッタくりやがる。岩の中の教会など1つ1つ観て回る。白人と韓国人ツアーで教会が一杯になり中に入れなかったりするが、それほど感動もわかないので、ササッと観てまわった。1番きれいにフレスコが残っている暗闇教会はさらに5YTL取るというので入らなかった。出入口の所でMとバッタリ会う。(翌日、聞いたところによると彼女はこの後、博物館の管理人に誘われ、管理人室でピーマンの肉詰めサンドイッチを御馳走になったらしい)
次はネヴシェヒルまで自転車で行こうということになったが、急な登り坂と姿勢的に辛いマウンテンバイクにグロッキー寸前に。ギョレメ・パノラマまでなんとか登り、ウチヒサルまでもう少しだったが、ネヴシェヒルまで行く自信も無く、戻れなくなるとコワイのでギブアップすることにした。ギョレメ・パノラマで写真を撮り、ギョレメ村まで坂道を下った。
「歩き方」に載っているピデの美味しい店に行ってみるが「ピデはやってない」と云う、他の店にしようと出ようとしたら「25分くらい待ってくれたら焼くよ」というので名物の壷焼きケバブセットとピデセットを注文し、待つ。平日のまだシーズン前のギョレメにはほとんど観光客はいない。チーズピデは期待してたより美味くなかった。壷焼きケバブもフツー。

食後はアヴァノスを目指してチャリを走らせる。こちらは緩やかな下り坂が続くもアヴァノスに行っても帰りの上り坂を戻ってこれる自信が無くなり、シメジ岩の所まで頑張って行くことにする。道路沿いにもシメジ岩はあるが一番有名なシメジ岩は奥まった所にある模様。これもまた登り坂。ということで断念。連れは行きたがったが私は無理と判断し引き返すことにした。
時折連れに背中を押してもらいつつ何とかギョレメ村に戻る。ペンションで一休みのつもりがベッドで起きあがれず二休み、三休みにもなり、それで打ち止めになり返却期限の1時間前に自転車を返しに行った。
近くのお店でT子と自分に大判のスカーフを買って帰る。自転車を返す途中、オーナーに会った。連れがバルーンツアーの残りの代金を今渡すと突然言い出した為、私があわてて腹財布からお金を取り出す姿が面白かったようで、それ以降オーナーに何度となく繰り返し真似された・・・・正直うざかった。
ペンションの2Fにはツアーを終えた日本男子がネットサーフィンをしていた。オーナーが明日ツアーに参加するなら今日参加した彼に話を聞きなよと言うので話を始める。川越に住む彼は7〜8日の休みを取り、トルコに来たらしい。行った場所はパムッカレ、カッパドキア。今日カッパドキアを発ち夜行バスでサフランボルに向かうと言う。20時頃部屋に戻ると、Mの部屋に灯かりが点いていた。自転車でどこまで行ったのだろうか?
夕食をとる為に通り沿いの店に入るが、屋内の席にはオーストラリアの学生らしき団体酔っ払いが合コンみたいな飲み会をしていて、飲めや歌えやの大騒ぎ。寒いのを我慢して屋外の席に移動。学生のオーダーでなかなか我々の料理は出て来なかったが店の人が「うるさくてゴメンね」「遅くなってゴメンね」と真摯な態度で謝ってきたので良しとする。出てきた料理もちょっとイタリアンな味付けで気分転換できて美味しかった。レストランには困り顔の犬がいてすり寄ってきたため、ソーセージをあげた。
ペンションに帰ってベッドに入るが、気球に乗るため明朝4:30起床しなければと思ったら眠れずやっと1:30頃眠りにつく。夜遅くまでオーナーが大きな声で話しているのが聞こえていた。