ごはん日記∧料理日記

midori-ramao2007-12-28

缶詰や乾物と残り野菜を使ってかなり大雑把に連れの皿弁当を作った後、女だけの忘年会へ。飲み放題食べ放題のお店でお腹がはち切れるぐらいになった後、カラオケボックスで歌い踊った。千鳥足な人も含めて和気藹々と帰路につきながら携帯をみたらば、連れから何度も着信が。「××が何故かうちにいる。事情は後で話すが早く帰ってきてほしい」とメールが届いている。××はうちの近くに住む酔いどれ女。何故11時半過ぎて我が家にあいつが?宴会ムードも一気に冷めて慌てて帰る。
家に着くと、酔った女がソファーに横になっている。話を聞けば会社の納会で日本酒や泡盛などたくさん飲んでいたのだが、意識を取り戻したら電車の中。ところがコートもバッグもない。バッグもないからお金もない。駅員に警察に行くように勧められ、警察に行き「迎えに来てくれる人は?」と聞かれても埼玉の親の電話番号は言わず、女刑事に電車賃だけ借りて戻ってきて、鍵がないから自分の部屋には戻れず、うちのマンションのチャイムを鳴らしたそうだ。
連れはインターホンに××が写っていて、いつもなら居留守を使うのだが、私も一緒か?と早とちりして応答したら、セーター姿の××に「寒い!中に入れて!寒い!」と懇願され、仕方なくドアを開けたらしい。
××は中に入ってくるやいなや「お酒ちょうだい!」と言ったらしいが「うちには酒はないから」と嘘を言って、お茶を出してヒーターを近くに移動してあげた後、酔っぱらい女の話を聞きながら「早く帰ってきてメール」をあたしに出したとか。
まあ、××は私たちとは異次元にある「酒の星」からのインベーダーなのだと、常日頃から諦めているので、その夜はソファーに寝かせ、翌日は朝食を出してコートとお金を貸して送り出した。
その後、「会社にコートもバッグもあった」と電話がかかってきた。昨夜、親の電話番号を話すかわりに警察で会社の電話番号を言ったらしく、刑事が会社の人間に「迎えに来て」と連絡し、上司何人かに電話が回り大騒ぎになってたらしいと愉快そうに話してくれた。
「酒の星」の辞書には反省とか後悔とか羞恥心の文字はなく、酒の上での失態は何であろうと誉められるに値することなのだ。ああ、早く「酒の星」から使者が来て連れて帰ってくれたらいいのに。

連れの会社にも同種の人がいて、仕事納めの日の朝に「今、どこにいるのかわからないし、鍵もみあたらないので家にも入れません」と会社に電話がかかってきたらしい。
日本中で酒の星の人たちが飲み騒ぎ納めをしたんだろうな・・・・