サザンと雨と根性なし

midori-ramao2008-08-24

14時過ぎ、T子から携帯に着信あり。サザンのライブ最終日のチケットが一枚空きが出たからどうよ?との事。少し迷ったが行くことにする。
用事をすませ、連れのご飯も用意して出掛ける。新横浜へ向かう電車の中はサザンファンで埋め尽くされていた。今回の記念Tシャツを着てる人がけっこういて、T子たちのように二、三回と参加するファンも多いようだ。
東京では霧雨だったのに、神奈川ではしっかり雨が降っていた。ビクターのテントでチケットを受け取り、中に入る。外の女子トイレで並ぶ列の前で係員が「中の方のトイレは空いています」と叫んでいたが、スタジアム内の女子トイレには200人ぐらい並んでいた。男子トイレ入り口の障害者用トイレの列が短かったので並ぶ。
ゴアテックスを広げながら、開演六時ギリギリに席に向かったら、屋根のある場所でひと安心。T子たちの席は携帯も通じないのてどこかわからない。
そして開演。ネットのアンケートで投票された「聞きたい曲」の上位の曲がどんどん演奏される。テレビのインタビューで見る桑田氏は白髪交じりで年相応な印象だが、ステージにあがると昔と変わらずエネルギッシュだ。原坊も若々しい。
『YOU』『ミス・ブランニューディ』に続き『LOVE AFFAIR〜秘密のデート』で懐かしさがこみ上げてきて涙ぐんでしまった。
回りをみまわすと、10代〜40代と各世代が入り交じって熱い視線でステージをみつめていた。40歳の私は途中の「いとしのエリー」で再度目頭が熱くなったが、隣の20代前半らしきカップルが一番盛り上がってる曲は『TSUNAMI』以降の曲のようだった。私としては『わすれじのレイドバック』『シャ・ラ・ラ』あたりも聞きたかった。
三十周年大感謝祭の名に相応しく、ステージセットも仕掛けも構成もかなり凝っていて三時間強という長さを感じさせないぐらい素晴らしいライブだった。
「桑田さんの性格ならそんなに長く活動停止できないだろう。数年後には復活するかもな」と思いながら最後のメンバーの挨拶を聞いていた。
ライブ終わった直後にK寄から「ライブ後、軽く飲むんで駅方面に向かって下さい。店はSさんが探してます」とメールが届き、傘をさしつつファンの大移動の列と共に歩いたが、メールを待っているうちに駅到着してしまった。雨の中また戻るのも辛いなと思ったので、T子とK寄に「このまま帰るよ」とメールを打った。

昨日の高円寺の阿波踊りにしても 今夜の打ち上げにしても、邪魔をしたのは雨ではなく、私の老いかも。桑田さんのように鍛えないとダメだなあと思いつつ帰路についた。