『キャンディ』★★★1/2☆
ダークナイト★★★★☆
偶然、少し前にヒース・レジャーの『キャンディ』を観た。繊細で優しすぎて生きることに惑う青年の姿がリアルで切なかった。
そして、『ダークナイト』で新しいジョーカー役を見事に演じきった彼。クリスチャン・ベールも今回だけはヒースの熱演に主役の座をもっていかれた感じ。(陰陽を演じ分けたアーロン・エッカートもなかなか良かったが)
若くから売れたセンシティブで才能あるハリウッド俳優なら、たいていはオーバードーズの経験があるだろう。ヒース・レジャーリバー・フェニックスの死は特例ではなく、不運が重なったりタイミングが悪かっただけなのではないか。
クリストファー・ノーランの描くバットマンゴッサムシティはとても魅力的。三作目もきっと制作されるだろうが、ヒースのジョーカーがもう観られないのが残念。