ごはん日記

midori-ramao2009-10-24

結婚式当日。昨日までの天気予報は晴れだったのに、曇天の空。雨が降らないことを祈りながら用意してたら、ブリ夫が白いYシャツは洗濯ものに出していてないと言うので、開店したばかりの駅前の紳士服店に駆け込み着替え、桜木町へ。時間ギリギリで教会へ。控え室にいる純白のドレスに身を包んだMちゃんを見ていきなり感涙。
家族写真を撮影してから、式は始まり、銀色の燕尾服に身を包んだGとMちゃんが神前に並んで立った。神父の前で「はい、誓います」と結婚の誓いを言ったGの声が選手宣誓のようで笑った。誓いをすませた二人ウェディング・ロードを歩いてゆくのを見送る時、後ろの席にいるT子の目が赤くなっているのを見て、また涙が出てきた。
親族の方々とは一足先に移動バスに乗って披露宴会場へ。控え室で、中年バンドメンバーでもう一度だけ事前練習を行った。
ビールを製造している店なので、着席した時からビールが飲め、出席者たちどんどんやってるようだ。なぜか親族席に我々夫婦の席が足りなかったので、高砂の前のT子やNやんのテーブルに同席することになった。
そして、パーティが始まり、新郎新婦が入場し、Gの会社の社長と出向中の会社の社長が挨拶&乾杯。食事歓談中、Nやんが考えに考え用意したセレクトBGMは、店のPAが悪いため、皆にはあまり聞こえてないようだった。お祝の電報が読まれる時、ビールを注ぎに来ていたG母が、自分の知り合いの分が読まれる際に、歓談している皆に向かって「シーッ、シーッ!」と言っていたので笑った。
新郎側の余興一として、Gの大学の陸上部の先輩&同期と、短パンとTシャツに着替えさせられたGが出てきて、花嫁を背負ってスクワット歩きをさせられ、そのあと校歌斉唱。Gの大学の陸上部の先輩たちが本格的な砲丸投げハンマー投げの元選手のため、室伏みたいな体系ばかりで壮観な眺めだった。
その後は、新郎新婦に秘密で、G大学の愉快な仲間たちが制作したお祝い映像が流された。Gが大会でハンマーを回して投げる時は「オーッ、オーッ、オーッ」と掛声があがっていた。
そしていよいよ我々の番。
一回、親族席に引っこんで、すでに琉球布を頭に巻きスタンバッてるGの御両親と一緒に、Gのお父さんが叩く銅鑼の音と共に前に出て、バンドメンバーを呼び寄せた。そして、T子のサンシンに合わせて歌いだそうとするも、マイクを通したサンシンの音がかすかに聞こえる程度で聞くのに苦労した。アタシは替え唄の歌詞を間違えないでできるだけ大きな声で後ろの席まだ届けるのに必死で、他のメンバーの様子は見る余裕なかったが、後から聞いたら、蛇型のパーカッションを振りながら踊るGのお母さんと大声で歌う私に、Gの会社の人たちが驚いて口をあんぐりしてたらしい。それとオーバーアクション気味なG母の後ろで、苦虫を噛んだような表情で銅鑼を叩いていたG父の対比が面白く、「うちの夫婦と似てるなと思った」とブリ夫が言っていた。
我々の演奏終りに、これまた二人に秘密にしていた「YMCA」のカラオケをかけ、Gにマイクを渡し、みんなで歌い踊った。
やりきって椅子についてビールを飲んでいたら、Gの上司の元電通の人が「良かったよ」と握手を求めにきてくれたので、なんとか成功したかと安堵した。ただひとつ、あんなに練習を重ねたT子のサンシンが皆の耳にきちんと届かなかったのが残念だった。
これで、パーティが終わったもんだと思いきや、新郎の挨拶の後、新婦のMちゃんがマイクを持って「我々を結びつけてくれた兄と姉夫婦は結婚式を挙げてません。感謝の気持ちと共にこのブーケを贈りたいと思います」と言って、我々二人にブーケを渡してくれ、またここで感涙。

そんな感じでパーティは終わった。知らない間に外は雨。ここで引き上げるブリ夫とG&大宮の両親に別れを告げ、二次会会場へと向かった。二次会は横浜駅前のドイツ居酒屋でK寄の仕切り。二次会から参加してくれた友人、知人たちと楽しくビールを飲む。Gの大学の同期が作った映像を見たりしていたら、ウエディングドレスからパールピンクのパーティドレスに着替えたMちゃんとGが登場し、早速、挨拶に回っていた。プレゼント大会をしたり、やっぱり最後はGの唄があったりで、盛況なうちに二次会も終わった。
三次会は、それぞれが横浜の各店に別れたため、夫婦は雨の中移動して大変そうだった。我々はK寄が予約していたカフェで飲み、Mちゃんの会社の友人たちと話したりした。四次会までありそうだったが、疲れたので、IとMティと駅に向かい、ジョイナス地下で珈琲を飲んで帰宅した。
長かったが良い一日であった。