おせっかい日記

midori-ramao2010-06-11

36歳の明朗な独身男性S氏に出会ったので、周りにいる独身女性に紹介しようとアプローチしたら快諾してくれた。
まずは32歳のKちゃんを紹介することになり、居酒屋@新橋で三人で飲んだ。
S氏がKちゃんのことを気に入ったのはすぐにわかった。Kちゃんの天然入ったふんわかトークも上手に拾っていた。
じっくり飲んでみたら、地方の会社社長息子で、東京で支店を営んでいるS氏は、次期社長然とはしてなくて番頭タイプだった。営業で鍛えたテンポのいいトークの奥にある繊細さもほんのわずかな影の部分も見え隠れして、私としては「面白い」と感じたが、すべての女性に受けるわけじゃないだろうなとも思った。
まあ、とにかく楽しい雰囲気は作れたので、二次会は二人で行ってもらって、私はokeiに行った。客で賑わう店内でK寄がなんとか作ってくれた席で生ビールを飲んでいたら、オルセー美術館展を友人と観て食事した帰りのI美が入ってきたので、またなんとかK寄に席を作ってもらった。
我々のために席を詰めてくれた若い女の子達に感謝の意を表すために、昨日からやり始めたばかりのエグザイルの立ち姿の真似を披露しておいた。
隣でワインを飲み始めたI美に、今夜のひきあわせ話をしたり、I美をなぜ紹介しなかったかとか話し、オルセーの流れからパリの話もした。
そのうち、わがままじじいたちに振り回されたというSさんがやってきて、水を一杯飲んで帰っていった。
私も酔っ払ってきたのでI美と店を出た。

帰宅したころ、Kちゃんからメールが届いた。あんなにいい感じに見えたのに、アドレスを交換しなかったらしい。「三人で飲んでいた時の方が楽しかった」とも書いてあった。Kちゃんのことをものすごく気に入っていたように見えたS氏の男心が読めなかった。
後日、S氏から届いたメールには
「御縁があったらまたお会いしましょう」と云って別れました。僕はとても気に入ったのですが、よければ連絡先を教えていただけませんか?
と書いてあった。
現代ッ子で乙女心を持つKちゃんは「御縁があったらまたお会いしましょう」という言葉は、「アドレスを交換するほどじゃない」という意味にとらえただろう。その瞬間、御縁は断たれてしまった。
しかし、私の周りにはまだまだたくさんの独女がいる。今度は7月に38才のIを紹介しますということになった。

こんな経緯をKに話したら、「なんでそんなおせっかいしてんの? 自分のことから逃避して」と言われた。まあ、ハズレてなくはないけど、幸せになりたい独身男と独身女がいるのに出会わないなんてもったいないやん?男と女ってステキやん?