ごはん日記

midori-ramao2011-07-31

天気予報では今日だけは雨は降らないはずだった。でも朝から雨が降り続けている。尿意でいつも一番早く目覚める私はバッグから着替えを出そうとしたら、勢い余って跳ね返ってきた自分の手で顔面を強打し鼻血を放出。まだ皆が寝ているので静かにあおむけになる。鼻血が止まったので、血で汚れた顔や腕を洗いに水場に向かう。外に出るといつの間にか雨が上がっている。今日はイケるかもと思いながら血を落とした。すれ違う若者たちも同じ期待に胸を膨らませているのか、みな笑顔を浮かべていた。だがしかし、テントに戻ってしばらくしたらまた雨が降り始めた。私がフジロックに参加して以来、降雨時間が一番長かった3日間だろう。
雨が止みそうにないので、諦めてテントを片づけ始め、何往復かして荷物を車に運んだ。
13時頃、オアシスでブランチ。雨はあがったが、今年は苗場食堂でビールで乾杯しながらとろろ飯の朝食を食べることはなかった。
ホワイトに上がり、BRITISH SEA POWERを少しみてから、T子とジプシー・アバロンへ。斉藤和義アトミック・カフェ。その間だけ久しぶりの太陽の光を浴びる。かなりの人で我々が陣取ったのは丘の上。隣の家族連れ軍団の腕には一般参加者ではあまりお目にかからなくなったプリンス宿泊者の白い腕輪が光っていた。たぶん関係者なんだろう。
そして斉藤和義が登場。ユーストのあの曲を含む3曲ぐらいを演奏し、毒舌を吐いて去っていった。そのすぐ後にYMOの三人と加藤登紀子が登場するも声があまり聞こえないので移動することにした。
その後、ヘブンに戻って4人でCORNERSHOP。今年はぜんぜん物足りない、このまま終わってしまうのかという焦躁感に覆われる。
斉藤和義を見るT子と別れ、グリーンへ。そしてYMO。初老の三人の紳士は淡々と積み重ねてきた音楽の結晶を見せてくれた。おかげでさきほどまでの焦躁感は消えていった。
YちゃんはCAKEとWILCOを見に行き、苗場食堂の付近で飲んでいたら、なんだか好ましいドラム音と歌声が聞こえてきたので食堂裏に行ってみる。グロリア・エステファン似の美女と白人男性の二人組、WILDBIRDS&PEACEDRUMSが演奏していた。透明感と広がりのある音楽に昇天。こういう素晴らしい出会いがあるからフジロックはやめられないんだよなあと思った。
混み混みのレッド前方でくるりを観て満足したT子とホワイトから戻ってきたYちゃんと合流し、会場を後にし、湯沢のマンションに向かった。
今年もキャンプ後の温泉とビールと布団は最高にきんもち良かった。