ごはん日記

midori-ramao2012-02-04

初めて雑司が谷エリアを散策してみた。鬼子母神とか雑司が谷墓地とか惣菜パンが美味しいパン屋とか周り、一番行きたかったカフェラテが旨い店にたどり着き、ドアを開けたら、クローズの札を持った店主が目の前に立っており、「すいません、豆がなくなっちゃいまして」と言われた。店内から珈琲のいい香りがしてきて虚しい気持ちになった。
気持ちを切り替え、都電荒川線に乗った。上京して二十数年になるが、荒川線に乗るのは初めて。東京育ちのブリタニカも初めてのこと。ゆったり路面電車の旅を楽しもうと思ったが、乗降客の量がハンパなくて、慌ただしいまま王子で下車。そこから京浜東北線二駅分、赤羽まで歩いた。
赤羽には知り合いの飲んべえ夫婦が住んでおり、以前から朝からやってる飲み屋が多いとか、安くて旨い居酒屋が多いとか聞いていて、いずれ乗り込もうとは思っていた。
まずはこちら。おでんダネ屋がやってる立ち飲みおでん屋。立ち飲みといってもアーケード内に置かれたテーブルで。飲み物はコップ酒か缶。練り物数種と名物のはんぺん、牛すじを注文。テーブルはほとんど客で埋まってるので、出来上がっている感じのオヤジの前に場所を取り、缶のウーロンハイとおでんを食す。うまい。さすが人気のおでん屋のおでんダネだけある。はんぺんはふわふわで、牛スジはトロトロ。もう何種類か食べたいと思ったが、新規の客とおかわりの皿を持った客で長蛇の列ができているので諦めた。
通り向こうの有名大衆居酒屋に入ろうと思ったが、こちらもこちらで店の前に列ができている。
んなわけで、のんべえ夫婦が時々行くと聞いたこちらへ入ってみた。すでに客でいっぱいだったが、ちょうどカウンターの客が出るところだったので、店主が立っている前のベストポジションに陣取れた。酢牡蠣、蛸の天ぷら、鯵フライ、めざし等をつまみに焼酎お湯割り。頼んでも頼んでもグラスの前に置いてあるお金があまり減らない。こんなに安いのにツマミはちゃんと旨い。ここはホントに素晴らしき<センベロ>の街なんだと実感。