『アイデン&ティティ』〜DVD

アイデン&ティティ
前半はクドカンにしてはテンポが悪いと感じる。確かにみうらじゅんの原作はこういうスローなテンポだったが。しかしベタな構成とテンポの悪さが逆にうまく功を奏しリアル感を出していた。WOWOWの「エンジェルス・イン・アメリカ」の舞台劇のようなドラマにしろ、期待してたリズムやパターンをやぶった不調和がかえって心に余韻を残したりする。主演の峯田は演技がうまくキュートだった。ミュージシャンだからこそロック魂の叫びをリアルを演じれたのだろう。