midori-ramao2006-04-27

マラケシュ (モロッコ
本日もモロッコは晴天なり。AM4時、大音量のコーランで目覚める。再び寝て8時頃外へ。ホテル近くの小さな店の店頭でオバサンが焼いている四角いクレープみたいなものが美味そう。朝食はこの店に決定。カプチーノと四角いクレープを注文。他の人が飲んでいる白いドリンクが気になり注文したらあまーいヨーグルトだった。私が手をつけないヨーグルトを「何か変な味がするなあ・・・」と言いつつ連れが完食(これが後ほど災いの源となる)。
朝食後、今夜の宿を捜しに行く。安くて小綺麗そうなホテルを見つけたが、フロントの男性が奥で熟睡していて声をかけても起きず諦めて外に出る。私たちの様子をうかがっていた現地人が「ホテル捜してるの?いいとこあるよ」と声をかけてきたのでついてゆくが、どこも高級そうなホテルばかり。提示してくる宿泊料も自分の紹介料を上乗せしてるのがミエミエだったので断り、同じホテルにもう一泊することにした。洗濯をしてホテルの屋上に干しにゆくと、フナ広場の景色を眺めながら白人一家がコンチネルタルBFをとっていた。まばゆい朝陽に照らされた広場には商売の準備をする人々ですでに過活気づいていた。

明日のワルザザード行きのバスチケット購入の為、壁外の長距離BUS STATIONへ歩いて向かう途中、メディナの人々が行き交う商店街があった。肉屋、魚屋、八百屋など市民の台所といった通りでモロッコ人の生活の一部が垣間見れて楽しい。スーク(市場)やメディナ(旧市街)の細い道を勢いよく走ってくるバイクやチャリに何度も轢かれそうになる。私は平気で歩いていたが連れは「コワ〜イ」と連発していた。ぶりっこ亭主はモロッコでも健在だ。
BUS STATIONでワルザザード行きのチケットを買い、メディナに戻る途中、スークで時計(持ってきた時計が止まったので)と皿を買う。300DH→210DH、150DH→100DHしか値切れなかった。私はまだまだ値切り方が甘いようだ。FEZではもっと値切ろうと心に誓う。
ロッコの街の観光客はフランス人だらけで東洋人をまったく見かけない。ようやくカフェでみつけた東洋人の女性は「地球の歩き方」を熟読していたので日本人だとすぐ判明。昼は「地球の歩き方」に載っていたレストランへ。フランス領だっただけにバケットは美味しい。初めてタジンを注文するがラム煮込みの味は期待したほどではなかった。
食後、バイヤ宮殿へ。小さいアルハンブラ宮殿といった感じであまり感動はなし。それより何よりまだ4月だというのに直射日光が厳しく暑い!日陰に避難するとひんやりと涼しい。一旦、ホテルへ戻り、今度はじっくりスークへ行こうとしたら連れの体調に変化が・・・。どうやら朝のヨーグルトに当たったようだ。かなりの重症なので午後は下痢止めを飲んで安静にすることにした。一人でスーク探索しようかとも思ったがあの迷路で迷子になるのも嫌だし連れのことも心配だったので諦める。うなる連れを見ながら明朝はワルザザードへ出発できるのだろうかと不安になった。

TVをつけていたら、モロッコ芳村真理的(フルッ)な女司会者が有名歌手や画家を招いてトークし演奏する歌番組をやっていた。拍手している観客にミントティーが振舞われてたり、突然番組を中断してコーランが流れるのが独特で面白かった。夕食は持ってきたクラッカーなどを少しだけ食べ、早めに就寝。