ごはん日記

midori-ramao2010-06-24

ビールの飲みすぎでダルオモな感じで6時前に目覚める。
朝食ブッフェを取って、荷物を作りなおして、9時前にバスに乗る。数日前からロンドンに来ていた人、我々より遅くロンドンに着いた人も合流して、ツアー客は昨日より10人ぐらい増えていた。
グラストまではバスで五時間。三時間走って寄った休憩所で軽食を取り、またバスに乗った。大きな図体のイギリス人運転手は大ハズレで、愛想が悪いだけじゃなく道は間違えるわ、山道の運転が荒いわで、私とブリ夫はバス酔いしてしまった。

ムカムカしながら到着したグラストの空は快晴だった。四日間雨が降りっぱなしの最悪な状態も覚悟してきたので、「ありがたいなあ」と思いつつゲートに向かった。ブリ夫を見たら、バス酔いなんか吹っ飛んだ様子で「今年一番のいい笑顔」をしていた。
ツアー会社は「グラストにずっと参加してきたツアコンが、雨の被害を最小限に抑えられる場所を案内してテントの設営をします」と言っていたが、ツアコンのI氏は、現地のキャンプスタッフに「どっかスペース開いてますか?」的な感じで相談し教えてもらった場所に我々を連れてゆき「ここに設営しましょう」と笑顔で言った。「ここ、雨が降っても大丈夫な場所なんですか?」と聞いたら、「いや、わかんない」という返事が返ってきた。「話が違うなあ」と頭をかしげながらテントを設営。話が違うついでに言えば、T子がツアー会社に「テントに敷くマットを持っていきたいのでテントの広さを教えて」と電話したら「牧草地でふっかふかですよ」と言われたらしい。そう言われてもこちらは40過ぎ。万全の態勢にしておくべく重いマットを持ってきたのだが、草は生えていれどもホントに生えてる程度で全然ふっかふかしてなかった。
テントを設営しマットにも空気を入れた後は、I氏が広大な会場を案内してくれることになった。我々の設営地に近いDance Villageから歩き始めたが、フジの数倍の数があるステージの間に飲食の屋台や物販屋台が種類も豊富にたくさん並んでいて、「食べ物はフィッシュ&チップスとカレーみたいなもんしかないらしい」というブリ夫情報がガセだったことがわかった。〈とりあえず、ビールを!ビールを飲ませてくれ!〉と思ったが、I氏はマイペースな感じでお勧め屋台とかを説明を続けていた。メインステージまで進んだところで、やっとビール飲みたいオーラを感じてくれたのか「飲んでもいいですよ」というので、我々四人を含めた10人ぐらいがTUBORGの生を買って、みんなで乾杯!をしてグイグイ飲んだ。快晴のグラスト会場で初めて飲むビールの味は格別だ。
1時間ほどの案内では、このだだっ広い牧草地の中の一部しか回れなかった。解散した後は、まずは全体が見渡せる丘、Tipi Parkに登ろうと向かっていたら、途中のTipi Villageのテント群のところで、生まれたままの姿で座っている50代ぐらいに見える女性に出くわした。さりげなくカメラにおさめようかと思ったら、『いじわるばあさん』のような垂れに垂れたおっぱいを揺らしながら、テントに走り入っていった。

Tipi Parkに登り、会場全体を見渡して、やっと本当にグラストに来たんだという実感がわいてきた。

『日本×デンマーク』の時間が迫ってきたので、この広い会場ならどこかにパブリックビューイングがあってやってるんじゃないか、と思い探しに歩いた。
フットボールという名のキャンプサイトに行き、キャンプスタッフのテントの前で、四日間の天気予報が黒板に書かれていたがどの日も快晴だった(これがホントなら超ありがたいけどなあ)。スタッフが、向こうの広場で日本戦をやってるはずだというので、急いで行ってみたが、それらしい広場が見つかり、大型ビジョンを積んでいるらしいトラックは停まっていたが、放映をする気配はまったくなかったので、諦めてフェス会場の中心に戻ることにした。

イギリス人@グラストは飲み食いしたものはゴミ箱に持っていかずその場に置いてゆくケースが多く、草の上は時間の経過とともにゴミで埋まってゆく。そしてトイレ。噂には聞いていたが、トイレはボットン式で、それもボットン距離がものすごく近いものもあって、YちゃんやT子は「大きい方はしたくない。便秘になりたい」と嘆いていた。トイレットペーパーは各自で持ち入り、ウエットティッシュで便座周りをしっかり拭いてから事におよぶのだが、T子はそれすら嫌で洋式に和式方式で屈みこんでいるといっていた。まあ、出るもんは止められないんだからやるしかないわけだ。
ピラミッド付近で食事をすることにして、各自食べたいものを買い求めた。インドカレー&ライス、チャパティのタンドリーチキンサンド風、日本風焼きそば、PIZZAなどを回し食べたが、チャパティのタンドリーチキンサンド風、PIZZAは美味しくなかった。

食後は広い会場の中で唯一シャワーを浴びれる場所に行ってみようと向かったら、ちょうどThe Queen’s Headというステージで前夜祭のライブが終わったところで、ものすごい人が逆流してきて、それが背の高いイギリス人なもんだから、アップアップしながら必死で前に進んだ。シャワー施設までなんとかたどり着き、朝の開始時間を確認してから、キャンプサイトまでまたテクテク戻った。
テントで寝る用意をしてから、さすがに日が落ちると一気に冷えこむので、フリースを着てキャンプサイト入り口の屋台に行き、紅茶を飲んでからテントの中でエアマットの上の寝袋に潜り込み眠りについた。