ごはん日記

midori-ramao2010-06-28

いつも6時前後に自然起きていたが、さすがに疲れがたまっていたのか、「7時に起こします」と言っていたI氏の声で目覚めた。8時までにテントを片づけないといけないので、急いで身支度して荷物をまとめ、テントやマットを片づけ始める。8時前に、道側の端のカップルの小さなテントのところで「起こすの忘れてた。起きてた?」とI氏が言ってる声が聞こえてきて、「ありゃ、B型だな」と思った。
テントが片付き、そろそろ駐車場に移動しようかという雰囲気になったところで、I氏が「1人戻ってきてない人がいますので、移動をもう少し先にします。待ってる間にどうするか考えます」と言った。いなくなったのは一人で参加しているグラスト三回目のY君で、起きて着換えた後、姿が見えなくなったという。
I氏のツアコンとしての腕の見せ所だなと見守っていたら、毎年参加していてI氏と懇意らしい青年が「Iさん、携帯落ちてましたよ」と携帯を渡していた。携帯ってツアコンの命だよな。やれやれ。
そうこうしているうちにY君が戻ってきて、「おいおい、頼むよ」とI氏に肩を叩かれていたが、Y君は「はあ・・・」と状況を全く把握してない感じ。やれやれ。
そして皆で無事バスに乗り込み、ロンドンに向かった。帰りのバスの女性運転手はまともだったのでバス酔いはしなかった。

途中、世界遺産のストーン・ヘンジで休憩し、カフェでサンドイッチとコーヒーでブランチをすませた。ストーン・ヘンジの中に入ってゆく人もいたが、金網から見るので十分だろうと「トイレに行くから先に行って」というブリ夫以外の三人で見に行った。戻ってきて我々もトイレに入ろうとしたら、ブリ夫がトイレから出てきたので「どんだけ出すねん!」と突っ込んでおいた。

ケンジントンのホテルに戻ったのは15時前。19時に初日に会ったAちゃんと食事する約束をしているので、それまでが我々に残された短いフリータイム@ロンドン。急いで四日ぶりのシャワーを浴び、ホテルを出た。

イギリスが初めてのブリ夫とYちゃんはアビー・ロードとピカデリー・サーカスに行き、私とT子はホテル近くの高級スーパーで土産と自宅用の紅茶を買ってから、別行動した。私は電車でスローン・スクエアで降りて、まずは本家コンラン・ショップに入った。
東京のコンランは売上が悪いのか最近商品があまり入れ替わらず面白くないが、本家はやはり素敵だった。その後、キングス・ロードを歩いたが、時間が来て涙をのみつつ3分の1で引き返し電車に乗る。
待ち合わせのフルハムロードで、私、T子、Aちゃんとその息子アレの順で到着。高校生になったアレは評判通り、爽やかなハーフの美少年だった。ピカデリーサーカスから二階建てバスに乗ってやってきた男二人が遅れてきて、アレとは別れ、まずはパブで乾杯。その後はAちゃんオススメのスペイン料理屋へ。ここのタパスがどれも絶品で四人とも美味しい料理とお酒と暮れゆくロンドンの空に酔いしれた。この店とグラストの屋台で、ブリ夫の「イギリスの食事不味い」という思い込みはふっとんだようだ。

お酒がすすんできて花の昭和42年組三人がなぜかピンクレディーとか歌い踊りだし、隣りのテーブルのイギリス人も「なんなの、この陽気なアジア人たちは」とあきれ顔で見ていた。
最高のロンドンの夜をプレゼントしてくれたAちゃんと東京での再会を約束し別れ、ホテルに戻った。
ずっと楽しみにしていた入浴タイムだが、疲れと酔いと睡魔で面倒になって「明日の朝、入るわ―」と寝ようとしたら、T子に「ちょっとでも浸かんな!」と言われ、T子が持ってきた温泉シリーズ入浴剤の入った風呂に入ったら、体のずみずみまで湯がしみわたり癒された。そして眠りの国へ。