ごはん日記

midori-ramao2010-06-29

この旅行で初めての曇り空。やはりロンドンには曇り空がよく似合う。
7時前に朝食をとり、荷造り。9時にロビー集合のため8時半ぐらいにすべての準備を終え、NHKゲゲゲの女房を見ていたら電話がなりT子が出た。I氏からで、「集合時間を間違えていたんで。10時集合でした」と悪びれもせず言ったらしい。最後までミラクルを起こす男。二人でカラカラと笑う。そして突然できた時間を有効に使うため、ホテルの近所を散策することにした。
10分ほど歩いたら、WHOLE FOODSという高級スーパーが開いていたので入ってみる。その陳列と品揃えの素晴らしさにうっとり。店内を一目見てアメリカ発のスーパーだとわかる。T子にそのことを言ったら、西海岸で入ったことがあると言う。こんな店が近所にあったら、ワインもたまにしか飲まないし家に人を呼ぶのも面倒くさい派な私も思わずワインとつまみを買って友人を招待しちゃうかもしれない。そんなことを思いながら夢中になって紅茶や化粧品を選んだ。ホテルに戻りながら、こんな素敵な買い物タイムが持てたのも、I氏のミスのおかげだなと話した。

そしてバスでヒースローへ。ロンドン在住のアテンドの女性がこのツアーの団体のためにバージンのチケットカウンターをひとつ開けてくれたが、我々四人は別のカウンターへ。その理由はそのカウンターにいるのがAちゃんだからだ。赤い制服に身を包みテキパキと働くAちゃんはりりしい。我々の順番になった途端、Aちゃんの表情は緩み、子供の頃からの友人がヒースローで働く姿を見られたT子は特に感激し、デジカメでやたら写真を撮り、Aちゃんも手を動かしつつも近くにいる同僚の楽しい話をしてくれたり。後ろに並んでる客がイライラしているのはわかっていたが、欧州旅行であちこちで列に並んでる時、そういうシーンを幾度となく見てきたし待たされてきたので平気だろうと思っていたが、男二人は後ろのイライラが募ってゆくのに比例してドキドキが増していたらしい。
出国ゲートの前で、ロンドンにしばらく滞在するらしいI氏が〆の挨拶をする。I氏に関しては陰で色々突っ込ませていただいたが、決して嫌いなわけではなく、I氏の独特の言動もぜーんぶ含めてグラストのいい想い出になった。

女二人は朝食をあまり食べなかったので、免税店で買い物をする前に回転寿司で味噌汁と巻き寿司を食べた。
帰りの飛行機は満席。どこに旅行に行っても帰りの飛行機が混むのは何故だろう。我々が機上の人となっている間、日本代表がパラグアイと闘っているわけだが、雲の上では結果を知るすべがない。キャビンアテンダントに聞けば確認してもらえるかもしれないが、日本に着くまで我慢することにした。
機内では『タイタンの闘い』、『グリーン・ゾーン』などを観て、少しだけ眠った。