ごはん日記

midori-ramao2012-06-03

千歳JAL国際マラソン当日。ブリ夫はホテルで高鼾だったが、私はほとんど眠れず、寝不足のまま千歳への電車に乗った。
会場へのバスに乗り継ぎ、ついたのは森林公園。期待通りの緑いっぱいな場所だ。
まずはハーフに出るブリ夫が着替える。北海道在住らしい女性二人が、「こんな大きい大会は参加者が多すぎて大変ね。もうこんな大きいのはごめんだわ」と言いながら身支度をしていたが、私にしてみれば関東の大会に比べれば、スペースもあってゆったりできていいわと思っていたところだった。ブリ夫をスタート地点まで見送りに行き、出走。私が出る10Kmまで2時間半ぐらい時間があるので、仮眠を取ろうとベンチに横になるも、全然眠れない。そうこうしているうちにブリ夫が戻ってくるころになったので、ゴール地点に行ったら、予想していたタイムより早く戻ってきた。参加者全員に配られるジャガバターを食べているブリ夫の横で、自分の身支度を始める。
大会で10Kmを走るのも三回目なので、気も楽にスタート地点に立ち、走り始める。

フジロックのグリーンステージからホワイトへ続く道によく似ている森林に囲まれた土の道を走っているうち、今まで出た大会との違いを感じる。いつもなら、どんどん追い抜かれていくのに今回はまだまだ私の後ろに人がたくさんいるのだ。そしてこの私が追い抜いた人もたくさんいた。私の走る速度はそんなに変わってないから、この大会の10Kmは普段あまり走ってない人が多く参加しているんだろうと推測。
4Kmあたりから、寝不足のせいか体がだるく重くなってくる。それでも、給水所まで頑張ろうと走っているが、まったく給水所に当たらない。結局水を飲めたのは7.5kmぐらいの地点だった。そこからは少しでもタイムを縮めようと必死で走り、終盤の下り坂に助けられ、ゴールに向かうと最後のところで、フルマラソンのランナーと合流する。ちょうどサブスリーの人たちばかりだったので、10kmの後方を走っているランナーと走り方を比べると、カモシカとカバぐらいの差があった。
結果、今年春の三浦市民マラソンより1分半早くゴールができた。ほとんど寝ないでこのタイムなら良しとしようと思った。
走った後はビールのことばかり思いながら、札幌に向かった。
私が20代半ばに一年間札幌に住んでいた時、よく通ったこちらへ入り、ソーセージなどをつまみながら生ビールをごくごく飲んだ。この店に来るのは、ブリ夫と初めて北海道旅行をした2000年以来だが、油そばというメニューを増やし、ビヤホールとしてより、油そばの店として有名になったことはネットなどを通じて知っていた。ブリ夫も食べたいというので、注文して食べたが、味もしっかりしていて美味しかった。
店に入って1時間ほど経った17時過ぎ、若いカップルが何組か入ってきたが、驚くことにどのカップルも油そばとソフトドリンクを注文していた。
1990年代はビールの注文が飛び交っていたこの店で、飲みニケーションをしなくなった若者の実態を目の当たりにするとは思いもしなかった。

二軒目は昨夜入れなかったこちらへ。この店の名物のつっこ飯という名のいくら丼を注文。いくらを丼に溢れるほど盛ってくれるのが人気なのだが、注文した途端、いくら一粒、ご飯一粒残したら罰金になりますと言われたせいなのか、目の前のカウンターにいた海坊主のような店長の存在がプレッシャーだったのか、さっき、油そばをほとんど食べたブリ夫があっという間に3分の2以上食べてしまったので、私はあまり堪能できなかった。
まあ、それでも昨夜我慢した分、美味しいツマミで存分に飲めたので機嫌良くホテルに戻った。