ごはん日記

midori-ramao2012-07-27

どこで眠っても4時〜5時に尿意で目覚める。そのまま一人でシャワーを浴びに降りる。一日目の朝だけは並ばずにシャワーや温泉に入れる。
天気がいい場合、7時近くになるとテント内の温度が上昇し、みんなが目覚める。寝不足だが強い雨音で目覚めるよりはいいはずだ。
今年購入したテントにはキャノピー(ひさし)があるが、朝の横から差し込んでくる日差しには無駄だ。それでも、キャノピーの下でお湯を沸かし、珈琲を入れ、福砂屋のカステラでおめざタイムを取る。我々のキャンプ生活も少しずつ進化している。
その後、テントの内はネットにして風をいれても、身支度しているだけで汗を大量にかいた。
会場に出発し、まずは恒例の苗場食堂のとろろめしで朝食。この時、飲む生ビールが一番旨い。晴れているとなおさらだ。

グリーンの木陰に移動して、ゆったりとTHE BACK HORNを見る。十年前は、このバンドをグリーンで見ることになるとは想像もしなかった。ボーカルの子の不器用そうだがひたむきな感じは昔から嫌いじゃなかった。
その後はホワイトまで上り、ジャンゴ・ジャンゴ。お揃いのTシャツがキュートだった。暑いので、ところ天国のところの河原に降り、川に足を浸し涼む。このフェスに初参加した2001年以来、一回だけ川に入ったのは記憶しているが、川に入りたいほど晴天なのはかなり久しぶりだ。
数年ぶりに参加するHちゃんが到着したとの連絡を受け、迎えに行くYちゃんと別れ、3人でストーン・サークルへ行く。配置が変わっており、小さなステージが設置されている他にグラストンベリーを意識したフードバーもできていた。そのバーに本格的なラーメン屋が隣接していて、ラーメンと餃子を注文し、テーブルで食べた。本格的な餃子やラーメンがフジロックで食べれることに感動。T子が聞いたところによると戸越銀座でやっている店が出張しているとのこと。

お腹がくちくなった後も、木陰に椅子を置いて、フローズンモヒートなんか飲みながらゆっくりしていたら、小さなステージに見覚えのある二人が登場。去年の朝霧のムーンシャインで盛り上がったバイオリンとギターのGINA & CHRISだ。一曲目からステージ前で踊ったが、1日目だからかここではまったりする場所と決めているのか、十数人ほどの他の観客は冷静にステージ前に座っている。私の横で唯一リズムをとっているのは白人中年男性のマネージャーとその知り合いらしい日本人女性だけだ。ブリ夫がレッドに移動すると言ってきたので、ここにしばらくいるから、T子と一緒にレッドに降りておいてと告げる。
三曲目で、女性のGINAがバイオリンをステージに置いて、私に向かって突進してきた。去年の朝霧で経験済みなので、音楽に合わせて輪になって踊らそうという企みなのはわかっているが、残念ながら、場が全然温まってない。しかし、誘いは拒めず、GINAの腰を持って、私、マネージャー、その知り合いの高年齢な四人がぐるぐる周りながら、必死で若者たちを勧誘し、なんとか10人ぐらいの輪をつくる。GINAはステージに戻り、バイオリンを激しく弾き始めたが、10人の輪は遠心力が強く、アルコールと餃子で満たされた体で回っているうちに、チビ○○サンボのトラのようにこのままバターになるんじゃないかという危機感を感じ、5曲終わったところで、さりげなく退散。逃げ去ろうとしたら、ブリ夫と下山したと思っていたT子が、ニヤニヤしながら私を見守っていた。
オアシスで、ブリ夫とYちゃん、Hちゃんと合流。またビールとか飲んでから、グリーンに残るHちゃんを置いてオレンジへ。
夕暮れのオレンジで上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト feat. アンソニー・ジャクソンサイモン・フィリップス上原ひろみが登場した瞬間、タヌキ顔の女性が好みだったことを思い出し、Yちゃんを見たら、案の定、その顔がニヤケていた。上原ひろみのステージは何度も見たことはあるが、毎回、カラーの違う活きのいいステージを見せてくれ、今回も大満足。
THE STONE ROSESを観にグリーンに降りてゆくYちゃんと別れ、3人でホワイトへ。トリのJAMES BLAKEはルックスもいいし可愛気がある上にCDよりカッコイイLIVEだった。
そして今日も降雨なし晴天の苗場だった。サイコウ。