魚が家を訪ねる里〜『地球・ふしぎ大自然』

琵琶湖北部にある水の里の人々は川とそこに生息する魚と持ちつ持たれつで共存している。家の裏や町中に水を通し、そこで野菜を洗ったり鯉を飼ったりしている。カレーが底についた鍋を水に浸けると鯉が集まってきてへばりついたカレーをつつき鍋を綺麗にしてくれる。水は汚れないし鯉の餌も兼ねるという一挙両得。清い水を保つためあらゆる工夫し、その見返りに琵琶湖の恩恵を受け暮らす里の人々。その生活を見ているとこちらの心まで浄化されてゆくような気がした。